記念すべき第20回目のユースデモクラシーLab定例勉強会は、埼玉県三芳町より『公務員のデザイン術』の著者である佐久間智之さんを講師にお招きし、『自治体広報のミライ~広報はまちに恋するラブレター~』と題して開催いたしました。
公務員の方も大勢参加してくださり、自治体の広報がいかに税金の無駄になっているか、その一方で、広報がまちを変えるためにいかに有効な手段であるかを知る機会になりました。
勉強会は、佐久間さんのまちへの「愛」が終始伝わってくる内容でした。三芳町の良さを一人でも多くの人に伝えるために、できることは何でもする、徹底した姿勢がみられました。それにより、「関与人口(まちのFAN)」が増えることにもなるのです。
また、「首を切られない公務員は何でも挑戦できる」、「給料をもらって広報をやっているのであれば、公務員でも広告のプロであるべき」といった発言に、私たちの抱く公務員像を打ち破る力強さを感じました。佐久間さんの人を引き付ける広報技術の秘訣は、まさにここにあるのではないかと思います。
税金の無駄になっているかもしれない広報紙を、少しの工夫と大きな愛情を込めて、ラブレターのように作成することによって、「日本が変わる」可能性を感じる会でした。
ユースデモクラシー推進機構は、政治・公共領域における未来派のプレーヤーを増やし、世の中を少し良くすることを目指して引き続き活動して参ります!
(Edited by Shunsuke KATO/Photo by Takatsugu NIKI・Yurika IMAIZUMI)