去る11月11日(土)、NPO法人全世代主催・早稲田大学太平洋研究センター共催で、早稲田大学にて開催された『第5回全世代フォーラム』において、基調講演およびパネルディスカッションに弊団体の仁木代表理事が登壇させていただきました。
本イベントは、「カオス日本と、NPOの役割〜日本を変えるために、あなたは何ができるか?〜」というテーマで開催され、NPOはどんな役割を果たすべきなのか、市民目線で語り合う機会となりました。
基調講演では、「超コスモス型統治下におけるユースデモクラシーの役割とは〜デジタル時代の自由民権運動を目指して〜」と題し、混沌とした政治情勢を天地創造前の無から有を創るポジティブな機会と捉え、市民主体で改革に取り組んでいくべき時期であることを、自由民権運動を主導した当時の若者たちのエピソードを交えお話しました。
一方で、目に見える星の数よりも多い規制:法令や、税金の使い道:事業が有権者が判断しきれない数に膨れ上がっていることに触れ、それらを整理していくべき時代に入っているということを訴えさせていただきました。
パネルディスカッションでは、内田健夫氏(医師)のコーディネートの元、日本財団ソーシャルイノベーターに選出された横山太郎氏(Co-Minkan普及実行委員会共同代表)の他、宇井睦人氏(総合診療医、緩和ケア医)、大宅映子氏(評論家、全世代代表理事)、島田滋敏氏(元航空会社役員)という錚々たる皆さまとパネラーとしてご一緒させていただきました。
様々な議論の中で、公共領域を担うNPO法人は、単に行政(官)がやらないことの補完や下請けに甘んじることなく、財政破綻などの危機的事態によって行政(官)が消滅したとしても、行政(官)に代わり真に需要のある公共を支えることができる存在として発展していくべきとの考えを述べさせていただきました。
本イベントを機に、NPO法人全世代とユースデモクラシー推進機構で今後継続的に研究会の開催など、連携を深めていくことを確認いたしました。素晴らしい機会をいただきありがとうございました。
(Edited by Takatsugu NIKI)